カードの反りというものは湿度や乾燥が関係してくるというお話しは調べたことがある人は知っているでしょう。
ポケモンカードを主に扱っているのでポケカを例にすると、ポケカは紙だけではなく、表面や裏面にコーティング層があることから、湿度変化によってそれらの層の伸び縮みがあってズレたり反れたりするわけです。
反りはコレクション目的の人にとっても気になるポイントですし、PSAなどの鑑定に出す場合は、反りが大きいと減点対象になる可能性もあります。
そこで、カードを保管しているケースやボックス内の湿度を調整し、反りを改善しようとする人も少なくありません。
しかし、その方法や結果は人によってさまざまです。
なぜなら、保管環境やケースの大きさ、使用する湿度調整剤などによって、反り改善に必要な時間が変わるからです。
今回は、実際に自分がカードの反りを改善するために簡易的な行った方法と、どの程度の期間で変化が見られたのかを紹介したいと思います。
カードが谷ぞり

まずはこんなに谷ぞりになってしまったカードを元に戻していきたいと思います。
結論から言うと、上記のカードは今回の環境では谷ぞりカードは約5日でほぼ改善しました。
一般的に、谷ぞりはホイル層側が湿気の影響を受けることで発生すると考えられています。
つまり適度に乾燥させるというのがいいでしょう。
ドライヤーや強引に手で逆に戻すといったことはカードを痛める原因になるのでやめておきましょう。
乾燥材入れて1日目

こんな感じで乾燥剤を一つ入れます。スリーブ入れている方は反っていないですが、乾燥しすぎると今度は山ぞりになるらしいのでその点が気になって入れています。
1日経ってもそこまで変化がありませんでした。
乾燥材2日目

2日目でちょっと反りが改善しているように見えました。


←左側が乾燥材2日目 右側が乾燥材を入れる前→
見比べてみると少し改善しているように見えます。ただこれでも個人的にPSAでは減点対象になる可能性があると思っています。
半日経っても改善されなかったので乾燥材2つ追加

ここから12時間経過してもそこまで改善されなかったのでカードを裏にして乾燥剤を2つ追加しました。
乾燥材2つ入れてから1日後(合計3日目)


かなりマシになりました。

そこからさらに重しとして本を載せることにしました。
重しに数kg単位のものではなく本を選んだのは、カードへのダメージを懸念したためです。
今回は本ですが、いずれ数キロの重しも試してみたいと思います。
乾燥材2つと本を載せてから2日後(合計5日目)


←左 4日間乾燥剤に入れたカード 右 乾燥剤入れる前→
ほぼ元通りになりました。PSAに出しても反りで減点になる可能性は低いんじゃないかと思っています。
最初の2日間は乾燥剤1つ。次の1日で乾燥剤2つ。もう2日は乾燥剤2つに本を載せてここまで反りが改善されたということになります。
カードが山ぞり

次に山ぞりになってしまったカードを元に戻していきたいと思います。
山ぞりはカードを構成する紙の部分が収縮し、ホロ層との伸縮差が生じることで反りが発生すると考えられています。
つまり今度は逆で適度に加湿させるというのがいいでしょう。
加湿環境での反りが一般的なので山ぞりになってしまうケースは少ないです。

そして少し濡らしたティッシュを入れます。
箱の大きさは15cm*21cm*5cmくらいの小さい箱でこのような箱で加湿すると一気に湿度が上がります。
今回のケースでは目安1時間で元通りになったりします。
なので、
「1時間だけのつもりが寝落ちしたり、忘れてしまって半日加湿したらカードがひどく谷反りした」
という失敗パターンが起こってしまいます。
ちなみにその結果が谷ぞりで紹介した、あのカードです。
なので、個人的には30分~1時間ごとに確認したり反りが取れ始めたら終了くらい慎重な方が安全だと思います。
加湿して2時間

2時間くらいで治りました。ここまで綺麗なのはたまたまです。
さいごに
カードの反りは、湿度を調整することである程度改善できることが分かりました。ただ、急激な湿度変化はカードそのものにダメージを与える可能性があります。
例えば、
「3時間だけ加湿するつもりだったのに、そのまま寝てしまい、気付けば半日以上加湿していた。その結果、カードが大きく谷反りしてしまった」
ということも起こり得ます。
実際に自分も同じような失敗をしたことがあり、SARのカードがひん反ってしまった経験があります。
アラームを設定するなどの対策も可能ですが、加湿や乾燥の方法、スリーブの有無、ケースの大きさなどは人によって異なります。なので、自分の環境ではどの程度カードに変化が起こるのかを事前に確認しながら行うことが重要だと思います。
特に加湿は想像以上にシビアで、やり方によっては数時間でカードが大きく反ることもあります。そのため、最初から強く加湿するのではなく、水の量を少なめにして徐々に変化させながら、自分に合った方法を探していくことをおすすめします。